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IT・AI

ホームページ制作に何十万も払う時代は終わった|AIで自社サイトを作る方法と注意点

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「ホームページを作りたいけど、制作会社に頼むと数十万円かかる……」そう感じて、一歩を踏み出せずにいる経営者は多いのではないでしょうか。実は今、AIに数行の指示を伝えるだけで、外注に頼らずとも納得のいくホームページを作れる時代になっています。この記事では、中小企業診断士である私自身が、実際にAIだけで自社ホームページを制作・公開した経験をもとに、その具体的な方法と、見落としがちな落とし穴について包み隠さずお伝えします。

この記事でわかること

  • AIを使ったホームページ制作と、ノーコードツールとの根本的な違い
  • Claudeを使って実際にホームページを作る具体的な手順(プロンプト例つき)
  • AI制作のホームページで注意すべき「サーバー」「セキュリティ」「属人化」の3つのリスク
  • AIで作ったホームページのSEO対策で押さえるべきポイント
  • 自分でAIホームページ制作を学ぶ際によくある疑問への回答
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これまで、ホームページを制作会社に依頼すると、数十万円単位の費用がかかるのが当たり前でした。デザイン、コーディング、原稿作成、それぞれに専門知識が必要で、時間もコストもかかる。だからこそ、経営者にとってホームページ制作は「腰の重い」テーマだったと思います。

しかし今は、状況が大きく変わりました。AIに、作りたいホームページのイメージを少し伝えるだけで、かなり精度の高いホームページが作れる時代になっています。デザインのバランスも、文章のトーンも、指示の出し方次第でしっかりと調整できます。もちろん、何も考えずに丸投げしてクオリティの高いものができるわけではありませんが、正しい進め方さえ押さえれば、外注に頼らずとも十分に納得のいくホームページを作ることができます。

この記事では、私が実際にAIだけでホームページ制作を行った経験をもとに、中小企業の経営者・管理職の方に向けて、AIでのホームページ作成の全体像と注意点をお伝えします。

ノーコードツールではダメなのか?

「ホームページを自分で作る」というと、WixやSTUDIOのようなノーコードツールを思い浮かべる方も多いかもしれません。

実際、2年前くらいまでは、中小企業における第一選択肢だったと思います。私も当時は、STUDIOやペライチでのホームページ作成を推奨していましたし、自分自身が使えるようになるために独自に勉強した記憶もあります。

ただしノーコードツールは、あらかじめ用意されたテンプレートの枠内でパーツを組み合わせていく仕組みのため、どうしても「見たことがあるようなデザイン」に寄りやすく、細かい部分で「痒い所に手が届かない」場面が多いのが実情です。また、テンプレート構造に縛られる分、SEOの面でも課題を感じることがありました。

一方、AIを使った制作は、テンプレートに縛られず、ゼロから自由に組み立てていけます。さらに、作りたいホームページを文章で伝えるだけで作ってくれるため、ノーコードツールよりもシンプルに始められます。

ノーコードとAI制作、何が根本的に違うのか

両者の一番の違いは、「型(テンプレート)から選ぶのか」「ゼロから組み立てるのか」という発想の違いです。

ノーコードツールは、あらかじめ用意された部品を組み合わせる仕組みなので、初心者でも一定の見た目に仕上がる安心感がある一方、その分「他社サイトと似たような印象になりやすい」という制約もあります。

AIによる制作は、要望を文章で伝えるところから始まるため、構成やデザインの自由度が高く、自社の業種や強みに合わせた作り込みがしやすい点が特徴です。ただし後述するとおり、自由度が高い分、公開後の運用や保守についても、ある程度自分たちで理解しておく必要があります。

このホームページも、すべてAIで作っている

ここで一つお伝えしておきたいのですが、今みなさんがご覧になっている春原中小企業診断士事務所のホームページも、すべてAIで制作しています。

外注もしていませんし、ノーコードツールも使っていません。「AIでホームページが作れる」というのは、決して机上の空論ではなく、実際にこうして今、目の前で動いているものそのものが実例です。

AIでホームページを作る、大まかな流れ

では具体的にどう作っているのか、大まかな流れをご紹介します。

まず重要なのは、「AIでこんなことができるんだ」という感覚をつかむことです。そのために、以下の文言の「○○」を埋めて、AIに貼ってみてください。使うAIは「Claude」で良いでしょう。

○○業の企業です。具体的に○○なビジネスを行っています。
ホームページを作成してください。
また、わからないことがあれば事前に私に聞いてください。

AIに正確に指示を出す技法に「プロンプトエンジニアリング」というものがあります。とても大切な技術で、AIを使いこなす人には必要な技術ですが、ホームページを作るレベルであれば、特に意識しなくても問題ありません。

どんなホームページができたでしょうか?あまりにも簡単すぎて、拍子抜けした方も多いと思います。

これが、AIでホームページを作るということです。

それでも立ちはだかる、いくつかのハードル

ここまでで、「すごく簡単じゃないか」と思われたかもしれません。実際、考え方さえ押さえれば、ホームページの見た目や文章を作ること自体は決して難しくありません。

ただ、実際に自分の手でホームページを公開しようとすると、いくつか専門的なハードルにぶつかります。

サーバーの設定

まずは、サーバーの設定です。

「なんのこっちゃ?」と思った方は要注意です。すでに自社のホームページがある場合は、そのホームページが使っているサーバーを利用すればいいですが、これも外部委託しているとなると、機動的な運用ができません。

セキュリティの設定

AIで制作したWebサイトで最も気をつけたいのが、セキュリティです。基本的なホームページ作成程度であれば大きな問題にはなりませんが、「チャットボットを使いたい」「会員ページを作りたい」などとなってくると、話は変わります。

AIが便利になるほどセキュリティリスクは上がるため、自分が作ろうとしているものの程度に合わせて、セキュリティの設定も行わなくてはいけません。

属人化リスク

通常、システムを開発するには「仕様書」が存在します。関係者の認識のズレをなくすためです。

しかし、こうも簡単にAIで作れてしまうと、仕様書はいちいち作りません。その結果、後々ホームページを改修しようとした際に、構成が意味不明になってしまうことがあります。特に、ホームページ制作の担当者がいなくなってしまった場合、使い物にならなくなる可能性すらあります。

また、そもそもAIが生成したコードがすべて正しいわけではない、という点にも注意が必要です。

AIで作ったホームページとSEOの関係

ノーコードツールの課題として先ほど触れたSEOについて、AI制作の場合はどうなのでしょうか。

AIにホームページを作らせる際、見た目や文章のトーンだけでなく、「検索されたい言葉を意識してほしい」「各ページの見出し構成を整理してほしい」といった指示を加えることで、SEOを意識した構成に近づけることができます。ただし、AIに任せきりにすると、見出しの階層が整理されていなかったり、ページの表示速度に配慮されていなかったりすることもあるため、公開前に一度、構成や表示速度を確認しておくと安心です。

自社の強みやサービス内容を、あらかじめ言語化して伝えられるかどうかが、AI制作におけるSEOの質を左右するといっても過言ではありません。この点は、外注する場合にヒアリングシートに答えるのと、本質的には同じ作業です。

よくある質問

Q. プログラミングの知識が全くなくても、AIでホームページを作れますか?

作れます。ただし、公開後のサーバー設定やセキュリティ、保守運用については、ある程度の理解が必要になる場面があります。見た目や文章を作ること自体は、プログラミングの知識がなくても十分に可能です。

Q. AIで作ったホームページは、あとから自分で修正できますか?

修正は可能ですが、仕様書を作らずに進めるケースが多いため、時間が経ってから修正しようとすると、どこをどう直せばよいかわかりにくくなることがあります。簡単なものでもよいので、どんな構成・仕組みで作ったのかをメモとして残しておくことをおすすめします。

Q. 会員ページやチャットボットのような機能も、AIだけで作れますか?

技術的には可能ですが、扱う情報の重要度が上がるほど、セキュリティへの配慮がより重要になります。個人情報や決済情報を扱うような機能を追加する場合は、専門家に確認してもらうことをおすすめします。

Q. AIで作ったホームページと外注したホームページ、SEOの効果に差はありますか?

作り方そのものよりも、見出し構成やページ表示速度、コンテンツの質が検索順位に影響します。AI制作であっても、公開前にこれらのポイントを確認しておけば、外注と遜色ない結果を目指せます。

おわりに

AIによって、ホームページ制作のハードルは、間違いなく下がりました。指示の出し方さえ押さえれば、デザインや文章のクオリティは、十分に自分の手で作れる時代です。

一方で、サーバーやセキュリティ、属人化リスクの解消といった部分は、独学で一つひとつ調べながら進めるとなると、それなりに時間がかかるのも事実です。私自身も、ここは実際に手を動かしながら試行錯誤して身につけてきました。

もし、こうした部分も含めて実際に手を動かしながら学んでみたい、という方がいらっしゃれば、そうした内容を扱う研修もご用意しています。興味があれば、気軽にお声がけください。

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